介護福祉士 合格ラインについて
介護福祉士試験の合格ラインは、筆記試験に関して言うと総得点120点のうちの60%以上の得点が基準となっています。
したがって、介護福祉士の合格ラインの基本的な得点は、82点ということになります。また、介護福祉士試験の合格基準に関して筆記試験でポイントとなるのは、出題科目13科目すべてにおいて得点がなけれならないということです。
つまり、介護福祉士試験の合格ラインの得点に総得点で満たしていたとしても、ある科目で0点であった場合には合格にはならないのです。こうなると介護福祉士の合格ラインに達するために必要になる勉強法は、出題科目に関する幅広い知識を落ちなく習得していることが重要になってくるでしょう。
介護福祉士国家試験の実技では、設定された事例問題に合わせて介護技術を実施することになります。
介護福祉士試験の合格ラインとしては、実技試験の場合も、やはり100点満点で60%以上が基本ライン言われています。介護福祉士の実技の試験時間は、約5分程度ですが、2名の試験官が細かく採点しています。実技面で介護福祉士試験の合格基準を達成するポイントは、基本的な身だしなみと介護を受ける人の安全性を重視した対応でしょう。また、意外に大切なのが、介護を受ける人に声をかけをしながら実技することです。
あたり前のようですが、相手の尊厳を重視して介護している現れとして評価している点ですので、介護福祉士試験の合格ラインに影響する重要なポイントになるのですね。しかし、毎年、問題の難易度に差があるために補正があり、第21回は総得点120点に対し、得点76点以上が介護福祉士試験の合格ラインで、実技試では総得点100点に対し、得点53.33点以上が合格点だと言うことです。結果的には、終わってみないと実施年度の本当のところの合格ラインは分からないのが実態のようですね。
介護福祉士試験の合格ラインは、筆記・実技ともに合格率60%が基準。
そこに難易度による調整が入り、最終的な合格基準点が決められます。
・筆記試験:120点満点(全120問)
・実技試験:100点満点
過去の合格基準点(正答率)
筆記試験 | 正答率 | 実技試験 | |
第16回 | 84 点 | 70.00% | 60.00 点 |
第17回 | 82 点 | 68.30% | 46.67 点 |
第18回 | 73 点 | 60.80% | 46.67 点 |
第19回 | 77 点 | 64.20% | 40.00 点 |
第20回 | 82 点 | 68.30% | 53.33 点 |
第21回 | 76 点 | 63.30% | 53.33 点 |
第22回 | 75 点 | 62.50% | 53.33 点 |
第23回 | 71 点 | 59.20% | 53.33 点 |
第24回 | 75 点 | 62.50% | 53.33 点 |
基準点だけで考えれば、筆記試験は72点、実技試験は60点で合格基準となりますが、
筆記試験は正答率60%では合格できない年が続いてます。
逆に、実技試験は正答率60%を超えている年はここ最近ありません。。