介護福祉士新カリキュラムのまとめ(平成21年~平成27年)

介護福祉士の新カリキュラムは、2009年度(平成21年)より開始されました。介護福祉士の新カリキュラムの内容に対応した国家試験は、2011年度(平成23年)から実施されるそうです。介護福祉士の新カリキュラムへの移行期では、旧カリキュラムで勉強してきた人たちへの措置として、両方が実施されていますので、教育する側もなかなか大変でしょうね。

新カリキュラムの内容は、全体的な時間数の増加です。たとえば、2年課程の専門学校では1650時間の課程を修了すると国家試験が免除されていましたが、介護福祉士の新カリキュラムでは、養成課程の時間が1800時間程度になり、2012年度からは国家試験も受験する必要があります

また、福祉系高校卒業者の介護福祉士の新カリキュラムでは、従来1190時間の課程と国家試験合格が必要でしたが、教育課程が1800時間程度にアップしています。ただ、介護福祉士の新カリキュラムへの移行措置として、平成21?25年度入学者の場合には1190時間に加え、実務経験9か月で国家試験受験が可能となるルートを残しています。

介護福祉士の新カリキュラムで、実務経験3年以上で国家試験を受ける人たちの場合には、実務経験に加えて新たに600時間程度の介護研修が必要になっています。介護福祉士の新カリキュラムが導入された背景には、新しいニーズへの対応が求められている介護現場の実情があります。いろんなニーズに対応するには、介護福祉士の質を高めていくことが求められ、2007年(平成19年)11月末に、「社会福祉士及び介護福祉士法」が改正されました。

この改正により、介護福祉士のカリキュラムの見直しと、国家試験合格が全員に必須となることが示されています。介護福祉士になろうとしている人たちにはとっては、大変でしょうし、移行に伴う多少の混乱もありそうですね。しかし、介護福祉士の全体的レベルアップを目指すものですので、サービスを受ける側としては、期待したい変革とも言えそうです。

また2013年4月から介護福祉士資格のスキルアップ制度が変わります。

介護ヘルパーが初任者研修になり、その試験を通過したものが介護福祉士になり、そのひとつ上として認定介護福祉士という資格ができます。

介護職員初任者研修⇒介護福祉士⇒認定介護福祉士

の順番でスキルアップを目指します。

またそれ以降も変更します。
平成26年度までは実務経験3年と国家試験で取得できますが 
平成27年度からは実務経験3年と国家試験+実務者研修(450h)で実務者研修が増えます。ですから今のうちに取得するほうが楽かもしれません。

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